太陽の牙 ダグラム 人名事典
あ
赤い星
スパ市でのゲリラ会議に参加したゲリラグループのひとつ。
アトキンズ
ドナン・カシムに仕える執事。密かにラコックにも通じている。
アミット
ネルオーダー社のチタニウム増産のための新工場の工事責任者。（長堀芳夫 現・郷里大輔）
ウイリー
バラフ軍刑務所の囚人。サマリン救出作戦を内部から支援する。（桜庭祐一）
ヴルドラン・ガルシア
傭兵部隊ガルシア隊隊長。ダグラムを軍に、クリンをドナンに売りつけようとした。新型のデザートガンナーを調達し、砂漠で太陽の牙を追い詰めるが、ハックルの裏切りによって部隊は壊滅。回収に来た部隊を脅迫して残存のデザートガンナーを奪い、なお執拗に太陽の牙を追ってくるも自機を破壊され死亡。（玄田哲章）
『流石は名門カシム家の男（おのこ）よのう』
『ヤツらは金にならねえ』
エディ
デスタンと共にゲリラ活動を行っていたが、ボナールでのゲリラ弾圧に絶望し、以来酒浸りの日々を送っていた。デスタンの裏切りをクリン達に伝える。エネルギー備蓄基地に追い詰められた際、包囲した連邦軍に一人で突撃し射殺される。（島田敏）
『どこいったんだよぉ、みんな・・・一人にしないでくれよぉ・・・』『デロイア魂を、見せてやるーっ！』
オッペ
ガルシア隊副官。ガルシア同様、エグイ性格をしている。投降したクリンを痛めつけた。趣味のコイン占いは良くあたる。ハックルに撃たれ、死亡。（千葉繁）
『ヘイ、ボス！』
か
カイ
パルミナのゲリラ。地雷原にはまり、爆死してしまう。
カール・デスモント
ボナール市長。ゲリラに好意的な方針だったが、地球側のデロイア資本軟化政策により経済界のバックアップを失い、追い詰められ拳銃自殺する。（伊井篤史）
ガゼール
ガルシア隊に配属された連邦軍少尉。初陣であり、母がつけてくれた香水をオッペにバカにされる。クリンとハックルに欺かれてダグラムの肩の高さから突き落とされたため、恐らくは墜落死したものと思われる。（三橋洋一）
ガボール・ザナ
連邦軍中尉。連邦軍ウルナ基地指令であるブラドー中佐による、デロイア兵に行わせるデロイア人ゲリラの銃殺刑を彼が批判したことがデロイア兵の暴動に発展し、ウルナ基地は数に勝るデロイア兵に占拠された。包囲した８軍に勝利した彼らはそのまま人民解放軍へ参加、基地に配備されたばかりの新型ＣＢアーマー・Ｆ４Ｘヘイスティ(アイアンフット社製)も解放軍へ渡ることとなった。この事件に触発され、各地でデロイア人でありながら連邦軍に徴兵されていた者が数多く人民解放軍に参入し、一気に勢力を膨れ上がらせた。
その後、ザルツェフの片腕として活躍するが、北極ポート直前で戦死。
（鈴置洋孝）
キュケータ・ダンカ・ベレット
リタの父親。ろくに仕事もせずに、飲んだくれてばかりで娘を代わりに働かせていた。
キャナリー・ドネット
１７歳。フォンシュタインのクーデター事件の際、最後まで投降せず戦死した兄デオルの仇を取るために、ゲリラに。太陽の牙の紅一点。最初は兄の仇の地球人であるクリンに辛くあたっていたが、次第に仲間として認めていった。『あたい』という１人称が印象的。（山田栄子）
『カレイって何のこと？』
グラッシン
連邦評議会監禁事件の際、救出のために突入したレインジャー部隊の隊長。（徳丸完）
グランフェルド
ボナール市の公安局長だったが、財界、フォンシュタインの後押しにより親ゲリラのデスモントを追い落とし、新市長に。かつてフォン大佐の部下であったらしい。ラコックの弁によれば『政治家より役者の方が向いている』男。（鈴木泰明）
クリン・カシム
１７歳。連邦評議会議長ドナン・カシムの３男。士官学校に通っていた。お坊ちゃん風の外見に似合わず、大胆な行動力を持つ。恵まれた環境にあった自分の全てを投げ打ってデロイアゲリラに。戦いの中で彼は成長する。戦友や父の死を乗り越えて・・・。ダグラムのパイロット。本編の主人公。（井上和彦）
『ダグラムは、僕の全てだ！』
クローニ
デロイア解放隊のリーダー。ゲリラ会議の際には新参の太陽の牙をバカにしていたが、パルミナにて再登場した際はすっかり態度が変わっていた。ひょっとしたら世渡り上手なのかもしれない・・・。
コール・デスタン
サマリン博士のもとで独立ゲリラとして活動していたが、ゲリラ開放都市『ボナール』でのゲリラ弾圧をきっかけに転向。連邦軍のスパイとして動くようになる。
アンディ鉱山において、説得を試みたリタを銃殺。ゲリラの穏健派ヘシ・カルメルをラコックに紹介し、連邦側に有利なデロイア独立に一役買ったが、自分を寄生虫呼ばわりしたラコックに激昂し、銃殺する。プライドが高く、見栄っ張り。 リタの回想シーンでは別人と見紛うほどのカッコ良さであった。（広瀬正志）
『俺も日のあたるところで仕事がしたいんですよ』
さ
サラ・ボイド
レーク・ボイドの妻。レークとの間に子供が二人いる。（梨羽雪子）
Ｊ・ロック
『デロイアの星』のリーダー。神出鬼没に現れては、太陽の牙を救う。ターボザックやアイバンＤＴ−２（トレーラー）は、彼が調達した。ザルツェフをゲリラに勧誘したのは、誰あろう、この人である。最後まで太陽の牙と共に戦い、いずことも無く去っていった。
（曽我部和行 現・曽我部和恭）
ジャッキー・ザルツェフ
連邦軍少佐。ダグラムを叩くことができないフォン・シュタインが呼び寄せた、連邦軍屈指の作戦家。ダグラムの運動性に対抗するため、装甲を殆どはがした『パジャマ・ソルティック』による作戦を立案、ダグラムを窮地に追い込むが、今一歩のところで敗退。その後、度重なる作戦失敗からダグラム追討部隊の任を解かれるが、ランベル港での作戦の際、新任のギルソン中尉の命令に違反したため、更迭。軍刑務所へ移送中にゲリラの襲撃をうけ、誘拐？され、作戦参謀が必要だったサマリン博士のもとで今度はゲリラ側の指揮をするようになる。Ｊロックとは過去何度も戦闘した宿命のライバルらしい。カルメルの裏切りにより、北極ポート直前にて逮捕。戦犯として軍刑務所に収監される。（屋良有作）
ジョーク
ノキオと共にパルミナにおける独立運動のリーダーだったが、ノキオ亡き後はサマリンのもとで幹部となる。カルメル派のクーデターの際、胸部を撃たれて死亡。（大林隆介）
ジョージ
ゲリラ「大地の絆」のリーダー。拠点の七つ岩をガルシア隊に襲われ、戦死する。バックスとは旧知の仲だったようだ。（滝雅也）
ジョルジュ・ジュールダン
１７歳。ボナールの暴走族だったが、ダグラムを運んできた太陽の牙と合流。リタの死を乗り越え、戦い続けた。死んだフェスタとよく似ている。
登場当初はチェスタとクレジットされていた。（千葉繁）
た
ダーク
地球連邦軍曹長。評議会救出作戦の際、クリンと行動を共にするが、その後ダグラム討伐隊の隊長に任命される。クリンは彼を撃つことによって、越えなければいけなかった壁を１つ越えた。（戸谷公次、佐藤正治）
『撃ち合うだけじゃない、ＣＢアーマーは白兵戦用の兵器なんだよ！』
『その弱さが戦場では命取りだ』
大地の絆
スパ市でのゲリラ会議に参加したゲリラグループの１つ。リーダーはジョージだったが、会議以前に七つ岩でのガルシア隊との攻防で戦死。他にドッグとデビッドが所属。太陽の牙と共に会議の護衛にあたる。
ダロウェイ
パルミナの野戦病院の看護婦長。一応連邦軍の一員である。デイジーを一人前の看護婦に育て上げた。レーク・ボイドがパルミナ行政庁長官を退いたことによる野戦病院解体後、孤児院をデイジーと共に設立する。（尾崎圭子）
ダンロック
デロイア軍管区司令。階級は中将。フォンシュタインの独立クーデター決起の申し入れを拒否し、彼に射殺される。
『大佐、どうあってもというなら、この老人を踏み越えていかねばならんぞ。』
チコ・ビエンテ
１９歳。太陽の牙のメンバー。ビッグＥガンを使わせたら、彼の右に出るものはいない。実家は修理屋で、メカにも強い。ロッキー達と地球に出稼ぎに来ていた。夜の港でバイクで遊んでいたときにクリンと出会う。見た目とたがわぬ、度胸満点の頼りになる巨漢。（田中崇 現・銀河万丈）
『決まった〜、勝負あったって感じよ』
ディック・ラルターフ
47歳。ＡＰＵ通信の特派員としてデロイアへ赴く。独立運動に深く興味を示し、クリン達太陽の牙ともしばしば接触する。本人の弁によれば若い頃は写真家を目指したこともあったらしく、同行を希望したデイジーのヌード写真を撮ろうとしたこともあった(もちろん冗談だったようだが・・・）デスタンがリタを射殺するところを目撃した。（兼本新吾）
デイジー・オーセル
１６歳。オーセル財団の会長令嬢。クリンを追いかけて単身デロイアへ。世間知らずのお嬢さんだったが、旅を続けるうちに逞しく成長した。パルミナへ渡った後に野戦病院で働くようになり、自らの道をみつけた。（高島雅羅）
『雪が溶けたら、何になるか知ってる？』
デイビス
クローニが連れてきた連邦軍を脱走したCBアーマーのパイロット。クリンの代わりにダグラムに乗るが、臆病な彼は仲間を置きざりにして逃げ出してしまう。。（野村信次）
『ブ、ブロックヘッド！・・・２機！！！』
テニスン
２４部隊のメンバー。スタンレー高原の決戦でラッドとともに行動するが、アイアンフット部隊の待ち伏せに会い、集中砲火を浴びて戦死。（目黒祐一）
デビット
「大地の絆」のメンバー。ゲリラ会議の際に負傷する。その後、カルナック越えの３ヶ月ほど前に、連邦軍の砲撃により戦死したらしい。（市東昭秀）
デビット・サマリン
歴史学者で、デロイア独立運動の指導者。ダグラム開発工場において連邦軍に逮捕され、バラフ軍刑務所に収監される。その後、太陽の牙、Ｊ・ロックらによって脱獄、独立運動に尽力し、パルミナ人民開放政府を樹立する。北極ポート侵攻直前、カルメルら穏健派に監禁されてしまい、実権を失う。監禁先から、またしても太陽の牙に救出されるが、もはや彼らには行くところは無かった。若者達にデロイアの明日を託して死んでいった。（宮内幸平）
デロイア解放隊
スパ市でのゲリラ会議に参加したゲリラグループの１つ。クローニが所属する。のちに太陽の牙と共同作戦を行う。
デロイアの瞳
スパ市でのゲリラ会議に参加したゲリラグループの１つ。地球人との話し合いの場を作ることを主張する。
ドック
大地の絆のメンバー。スパでのゲリラ会議で太陽の牙と共に戦う。その後、カルナック越えの緒戦にて戦死する。
ドナン・カシム
５７歳。クリンの父。連邦評議会議長。彼の力により、メドール州はデロイアでの実権を盤石なものとした。サマリン博士と知り合い、ゲリラ狩りを中止するよう頼んだクリンに『少数の過激なゲリラによって、平和を望む大多数の地球人とデロイア人の生活が乱される』と諭したが、クリンは『少数の犠牲をやむをえないものとする』父の思想ではなく、『少数意見を反映する社会を目指す』サマリンを選んだ。悪化する戦局のなかで倒れるが、彼は彼なりに最後まで地球のことを考えていた。対立こそしていたが、子供たちの中で、クリンを一番気に入っていたようだ。
故郷の地を踏むことなく、デロイアで病死する。（山内雅人）
な
ナナシ
本名、年齢共に不詳。ロッキー達とは暴走族時代からの仲間らしいのだが・・・。本編中ではとうとう出自が明らかにならなかった。 意外に頼りになる。シナリオライターの渡辺由自氏によれば「名前をつけるのがめんどクサかったから、つけなかった」そうだ。（緒方賢一）
『だなッス』
ネルオーダー
ネルオーダー・メタリック社の社長。地球資本から離れようと画策、RDカンパニーによる吸収合併を防ぐため、サマリンに資金を調達し、その見返りにRDカンパニーが資本協力する新工場の破壊を依頼する。（緒方賢一）
ノートン
連邦評議会救出作戦の折に選ばれたソルティックのパイロットの一人。階級は地球連邦軍軍曹。交戦の際にクラブガンナーのミサイルの直撃を操縦席に受け、死亡する。（市東昭秀)
は
ハーマン・ベイカー
スパ市でのゲリラ会議の会場を提供する。ゲリラ支援家。（飯塚昭三）
バスク
クリンに接近して空港に入り、ソルティックを強奪、ドナン・カシム暗殺を企んだが、対アーマーライフルでコックピットを撃ち抜かれて死亡。（千葉繁）
バックス
古参のゲリラ。主に各地のゲリラのパイプ役を務める。ダグラムをボナールへ輸送しようとする太陽の牙にＥガンやビッグＥガン、無線機などの装備を調達し、スパ市でのゲリラ会議では司会を務める。最後までＪロック、太陽の牙と共に戦い、やはりいずことも無く去っていった。愛称は「とっつあん」。（細井重之）
ハックル・Ｇ・トンプソン
２４歳。連邦軍補給部隊の隊員だったが、太陽の牙に襲われ、誘拐されてしまう。フェスタに『オジン』と呼ばれ、こっぴどく苛められていたが、投降したクリンに対するガルシア隊の仕打ちに我慢できず、クリンの脱出のために一役買う。それ以来太陽の牙のメンバーとなり、おもにダグラムの整備を担当する。補給部隊員だけあって、メカニックには自信があるようだ。リタに好意を抱いていた。（小宮山清）
バレル
２４部隊で最も若い隊員。スタンレー高原において、２４部隊の中で最後まで生き残りダグラムを追い詰めるも、J・ロック率いる増援部隊の攻撃を受け、戦死する。
ハンズ・ドリップ
レーク・ボイドパルミナ行政庁長官の副官の一人。ドガ市が解放軍に占領されるまで、行政庁に残った。（長堀芳夫 現・郷里大輔）
ビリー・ボール
１６歳。太陽の牙最年少メンバー。（梨羽雪子）
『えっらそうに、たかがローカル暴走族だろ？』
フィナ・カシム
５０歳。クリンの母。ドナンの後妻であり、ラビンとロイルは先妻の子である（注・劇中ではそれと匂わせる会話はあるが、明言されてはいない）。クリンがゲリラとなっても泰然自若としている、強い女性。（山口奈々）
フリッツ･マノン
地球連邦軍中佐。辞任したレークの後を受けてパルミナ行政府長官に就任する。スタンレー高原にて解放軍と雌雄を決すべく対決するが、敗れ自らも戦死する。（緒方賢一）
フェスタ・ブロンコ
１８歳。出稼ぎ仲間のロッキー達と共にゲリラに。対ガルシアのデザートガンナー戦時に大活躍する。レースが好きで、ボナールでのグランプリを楽しみにしていたがオッペの残した手榴弾が爆発し、死亡する。手持ちの資料によれば、『主体性が無いばかりでなく、文句も多い男』だそうである。（鈴木清信）
フェドール・ノキオ
パルミナ大陸における独立運動のリーダー。急速に増えたゲリラの数を頼りに、反対するサマリンの忠告を容れずに一気にドガ市攻略を目論む。が、連邦軍に裏を掻かれ、増援のブロックヘッド部隊の前にゲリラは壊滅、自らも死亡する。（亀井三郎）
フォン・シュタイン
連邦第８軍大佐。首都カーディナルにおいて司令官ダンロックを銃殺し、独立クーデターを起こす。デロイアで行なわれていた連邦評議会を占拠し、議員を監禁する。だが、それはドナンと綿密に練った独立賛成派の議員や反地球人分子をいぶり出す偽りのクーデターであった。果たして、彼は第８軍司令官およびデロイア州代表となるが、ドナンの傀儡政権であることに不満を持つ。ラコックのような若僧にデロイアが牛耳られるのを我慢できず、ついにサマリンとの直接交渉に乗り出すが、乗機をミサイルで打ち落とされ北極ポートで無念の死を遂げる。（蟹江栄司）
ブラドー
連邦軍中佐。ウルナ基地の司令官だったが、デロイア兵の反乱にあい、射殺される。
ブリンク
連邦第８軍最精鋭部隊、２４部隊の隊長。階級は大尉。スタンレー高原において自機でダグラムを羽交い締めにし、バレルに自分ごと打ち抜けと命令するも、ダグラムが腕を強制的にはずして間一髪逃れたため、爆発、戦死する。（塩屋浩三）
ブレナー
連邦軍北極駐屯基地司令。フォンシュタインのクーデターの際、人質となった評議会議員救出の任を受けたレークに協力する。終盤再登場し、今度は解放軍のクリン達を北極ポートで迎え撃つことになるのだが・・・。（石森達幸）
ヘルムート・Ｊ・ラコック
２５歳。ドナンの補佐官であったが、ドナンの発病を契機に、反メドールの３州を利用して代行弁務官へとのし上がる。情報屋のデスタンを使い、解放軍穏健派のカルメルとコンタクトを取るが、それを知ってサマリンと直接交渉をしようとしたフォン・シュタインを暗殺、サマリンを隠居させてしまったカルメルを相手に一方的に有利な交渉を進める。さらに、独立後もゲリラ活動を続けるクリン達を材料にデロイアの主権を奪わんとする勢いであったが、分け前を要求しにきたデスタンを『この寄生虫めが』などと冷たく一蹴したため、逆上したデスタンに銃殺されてしまう。生前のドナンの彼を評した「徳が無い男」らしい最後ではあった。（仁内達之）
『わたしの顔に赤いものをつけましたね』『この寄生虫めが！』『もうあなたの時代は終わったんですよ』
ヘシ・カルメル
アンディ鉱山にて解放軍へ合流、パルミナ人民開放政府樹立後は外交官に就任し、サマリン博士の片腕となって活躍する。ドガを押さえた後、あくまで北極ポートまで進軍しようとするサマリンら主戦派の方針に反対し、
戦況が不利になる前に連邦軍との和睦を主張する穏健派。このことを偶然かぎつけたデスタンの報告により、ラコックと内通、サマリン派を監禁し、クーデターを起こす。独立後は自らが代表の座におさまるが、ラコックの前に交渉は不調のまま進み、遂には治安維持をめぐり、はや連邦軍との全面戦争を覚悟せねばならないところまで追い込まれる。（加藤治）
ま
マルック・アンドル
ロッキー・アンドルの兄。カーディナルで解体屋（修理屋？）を妻と二人で細々と営なんでいる。
ミリンダ・デスモント
自殺したデスモント前ボナール市長の娘。表向きは病死と発表された父の葬儀の席で、父の死の真相を告発する。（川浪葉子）
モレア・オーセル
オーセル財閥会長。デイジーの父。ドナンとは旧知の仲。（藤城裕士）
ら
ラッド
２４部隊唯一の黒人隊員。スタンレー高原ではテニスンと共に行動するも、落とし穴にはまったところを装甲車部隊の集中砲火を受けて戦死する。
ラドルフ
連邦第８軍少佐。解放軍の北極ポート侵攻に対し、天然の要塞カルナック山脈において８軍最後の防衛ラインを指揮する。善戦するも勢いに乗った解放軍の進撃を止めることは出来なかった。戦いの趨勢が決したとき、銃を手に特攻、死亡する。（塩谷浩三）
『我々は解放軍と目指す道は違っても、同じデロイア人・・・デロイア人の誇りだけは失いたくない！大佐に連絡がついたらこう伝えてくれ・・・少しばかり先に行ってお待ちしております、とな！』
ラビン・カシム
クリンの長兄であり、ドナンの長男。財務省のエリート。小説版ではデロイア人の妾に何度も子供を堕させている。（政宗一成）
リタ・ベレット
１７歳。パルミナ上陸後、太陽の牙に合流。踊り子出身で明るく、いいムードメーカーとなった。アンディ鉱山でかつての憧れの人であったデスタンと再会し、彼をスパイの身から救おうとしたが、逆に誤解したデスタンに撃たれて非業の死を遂げる。（川浪葉子）
レーク・ボイド
２９歳。連邦軍大尉。クリンの義理の兄。フォンシュタインのクーデターの際、評議会救出作戦の指揮を務める。パルミナ行政官に任命され、ゲリラとの話し合いの場を作ろうとするが、もはや時代はそのような段階ではなかった。ウルナ基地反乱鎮圧に失敗し、それを機に軍籍を抜ける。（池田勝）
ロイ・ゲイダ
レーク・ボイドパルミナ行政庁長官の副官の一人。（市東昭秀）
ロジャー
Ｊ・ロック隊の隊員。最終回に死亡。
ロイル・カシム
ドナンの次男。総合商社RDカンパニー勤務。ラコックにそそのかされてデロイアへの武器密輸をに手を染める。（塩沢兼人）
ロッキー・アンドル
１８歳。太陽の牙のリーダー。チコ達と共に地球へ出稼ぎに来ていたが、フォンシュタインのクーデターの際に帰郷。キャナリーの兄ディオルの死をきっかけに独立活動に参加する。（田中亮一）
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